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<入門編>Q:タッピング楽器って何? Q:なぜそんなもの使うの? Q:誰が演奏してる? Q:具体的にどんな楽器? Q:通常のギターやベースを使ってタッピングするには? <導入編>Q:どこで買える? Q:購入時に何に注意すべき? Q:弦はどうしてる? Q:チューニングやゲージはどうなってるの? Q:開放弦が鳴らないけどチューニングは? Q:アンプはどうしてる? Q:付属品の代替品ってある? Q:どんな改造してる? <演奏編>Q:何かいい教材ない? Q:両手で別パートを弾く練習方法は? Q:ルート弾きするには? <番外編>Q:チョップスティックとは? Q:その他に参考になるサイトは? <入門編> タッピング楽器とは、タッピング(指先などで打弦し発音する)用の楽器のこと。ギターのタッピング(ライトハンド方法)と同じ要領で演奏するが、タッピング向けに改良されていることが多い。たとえば、弦高が低い、両手でタッピングするためにネックを縦気味に構えやすくなっている、ベースなど幅広い音域が出せるようにスケールが長く弦の数が多いといった工夫がなされている。 ギターやベースでは弾けない(あるいは弾きづらい)演奏が可能だから。たとえば、右手でメロディ、左手でベースラインやコードを弾ける。逆にギターやベースの奏法をそのまま行うのには難しいものもある(たとえばカッティング)。 タッピング楽器の中でもスティックプレーヤーには、トニー・レビン、ジョン・マイユング、ドン・シフ、グレッグ・ハワード、ニック・ベッグス、バカボン鈴木などがいる。ベースも弾く人が有名な傾向にあるが、ギタリストのような演奏をする人もいる。
タッピング楽器全般では、一般的に次のような特徴が見られる。
タッピング楽器で代表的なスティックを紹介すると、次の写真のような楽器(モデルは商品には含まれません (^^;; )。演奏時にはどうしてもフィンガーボードをにらんでしまう。構える角度は人によるが、ある程度縦にした方が、左手が演奏しやすい。
ベルトフックは、次のような代物で、新しいものは位置を調整可能。ネジを片方外してフレキシブルにする人もいる。
ヘッドは次のようになっており、タッピング後に開放弦の音が鳴るのを殺すため、1フレット目にミュートパッドが挟まれている。
古いモデルではトラスロッドがなかったが、新しいモデルではT字型のトラスロッドがネック裏に見える。次のように、ブリッジ部分も調整できるように変わった。
ベースと同じスケール(以前ギタースケールのものがあった時期もある)。 詳しくは、チョップスティックのウェブサイトで「What Instruments」の項目をごらんあれ。2000年になってNSスティックというヘッドレスで8弦のモデルも出ており、そのレポートもある。 タッピング楽器プレーヤーよりも、ギターやベースでタッピングしているプレーヤーの方が有名人が多い。エディ・ヴァン・ヘイレンやスタンリー・ジョーダン、プライマスのレス・クレイプール、スティーブ・ハケット、マイケル・ヘッジス、マイケル・マンリング……などなど。メタルだけではなくウィンダムヒルにも多い。 スティックは石橋楽器や島村楽器で扱っている。ただし、代理店への入荷が少なく、新品は予約待ちがたくさんで、店頭に新品がならぶことは1997年夏以降ほぼない。新製品のNSスティックは石橋楽器が代理店になるという話。スティックの製造元スティックエンタープライズは、契約を律儀に守ってか、日本国内へはスティックを直接販売しない。日本で注文して米国へ受け取りに行った例(ただし、最初に注文した品は他へ売られてしまったという話あり)や、輸入代行業者を使って購入した例はある。 弦高を低くするので、ネックのそり、ひねりやたわみ、フレットの揃い方に特に注意。古いスティックには、トラスロッドが入ってないもの、入っていても調節できないものがある。ちなみにカーボン製がそらないという神話は間違い。 各社の純正弦か、ギターとベースの弦を流用する。
10弦スティックのデフォルトは、スタンダードチューニングでライトゲージを張っている。スタンダードチューニングは、次のように開放弦をチューニングする。( )内はライトゲージ時の弦の太さ。 1: D (.007) 1〜5弦がメロディサイドで、5弦から1弦へ向かって4度上がり(ギターやベース同様、5フレットの音が上の弦と同じ音)で、ギターの音域にほぼ相当する。6〜10弦がベースサイドで、6弦から10弦へ向かって5度上がり(バイオリン同様、7フレット相当の音が上の弦と同じ音)で、4弦ベースの最低音Eよりも下の音が出る。3弦と10弦が同じ音。12弦のスタンダードでは、5弦の下と10弦の上に1弦ずつ追加する6+6や、5弦の下に2弦追加する7+5がある。
チューニング方法は他にもたくさんあり、スタンダードの他にはハーフバリトン、マッチドレシプロカルが多い。グレッグ・ハワードが使用しているハーフバリトンは、メロディサイドが一回り低い(一番高音の1弦がA=スタンダードでの2弦に相当し、5弦がC#になる)。ハーフバリトンではない(フル)バリトンでは、ベースサイドの最低音がDに上がる。マッチドレシプロカルは、10弦から1弦へ向かってEADGCEADGCとなる。メロディサイドも5度間隔にしたクラフティチューニング(5弦から1弦へ向かってDAEBDで、4弦と9弦が同じ音、基本的に5度だが1弦は細い弦がないため詰まる)もある。
さらに、こうしたチューニングを並行に下げたり上げたり、片方をずらしたり、メロディサイドの高音2弦をギターのように1フレット分下げるといったものもある。詳しくは、スティックワイヤーのウェブサイトの「TechInfo」やスティックエンタープライズの「Tuning」を参照のこと。 また、メロディサイドとベースサイドを入れ替えたアンクロスというチューニング方法もある。メロディサイドを右手、ベースサイドを左手で弾くのが一般的だが、スタンダードチューニングでは右手が左手側へ左手が右手側へ伸び、手がクロスすることがあるのに対して、アンクロスではクロスしない。 ゲージは大まかに分けるとライトゲージとヘビーゲージがあり、ヘビーゲージでは、弦が一回り太くなり、たとえば、1弦から10弦へ向かって.009, .011, .012, .016, .025, .125, .080, .060, .030, .016のようになる。ゲージが太くなると、テンションがきつくなり、音色や演奏しやすさも大きく変わる。個人的に、ライトゲージは演奏しやすく、アタック感が強く、中音域に温かみを感じる。ヘビーゲージはテンションがきつく、低音域に重みが出てクリアーになる気がする。たとえば、グレッグ・ハワードはメロディサイドをライトゲージ、ベースサイドをヘビーゲージにしているそう。 8弦の場合、メロディサイドとベースサイドをわけず、6弦ベースに高音弦を2本追加した形のチューニングにされていることが多い。つまり、8弦から1弦へ向かってBEADGCFA#と4度で上がる。このチューニング用に販売されている弦は通常ヘビーゲージ相当で、たとえば.011, .016, .025, .040, .060, .080, .100, .125のセット。 タッピング楽器では、タッピング後不用意に開放弦の音が鳴ってしまわないように、1フレット目付近にミュートパッドを装着している。そのため、開放弦やハーモニクスは、音を出すことは可能だが伸びないので、適当なフレットで音を鳴らすことが多い。メロディサイドではハイポジション、ベースサイドではローポジションという風に、一番よく使う位置を重視するとよい。特に、オクターブの調節が不可能なモデルでは大切。演奏時も同じだが、強くタッピングすれば音はシャープするので注意。チューニング後にミュートパッドを装着したり、ミュートを弱くしてある程度鳴るようにしている人もいる。 ギターからベースまでの音域を出力するので、高音から低音までうまく鳴らすようにする。出力方法は欲しい音によるので、次のように多様。
メロディサイドとベースサイドの音全体にうまくエフェクトをかけるには、両者の音をまとめたものをパラ出しして、ハイパス気味にイコライジングした音にエフェクトをかけ、原音もしくはローパス気味の音をミックスする方法も有効。
ステレオジャックとモノジャック2つのY字ケーブルの代用には、オーディオテクニカのものを使っている人多し。
スティック購入時に付属するエメット・チャップマンの”FreeHands”は必携。単体で別売りもしている。ビデオではボブ・カルバートソンの教則ビデオ"Lessons With The Stick"(初級・中級・上級の3巻あり)がお勧め。
あらかじめ決まったフレーズを練習するときには、次のようにするとよい。
ルート弾きはベースではごく普通な演奏だが、あのように同じ音を続けて鳴らす演奏は、タッピング楽器にて左手で演奏するのは結構苦手かもしれない。
といった方法が可能。1.よりも2.や3.の方が速く弾けるが、音色は変わってくる。アレンジを変更する方がよい場合もあるだろう。
チョップスティックはタッピング楽器演奏者の集まり。メンバーにはスティック弾きが多く、メーリングリストやウェブ(http://www.chopstick.net/)といったオンライン活動に加えて、スティックナイトという発表会や桧原村などでのワークショップ、はたまた単なる飲み会といったオフライン活動も行っており、メンバーによるCDも作成中。 ■メーカー ●スティックエンタープライズ ■販売店 ●石橋楽器新宿店 ■ユーザーグループなど ●チョップスティック ●スティックワイヤー
●トニー・レビン ●ジョン・マイユング(ドリームシアター) ●ドン・シフ ●グレッグ・ハワード ●ニック・ベッグス ●ボブ・カルバートソン <商品名について> Stick、The Stick、The Chapman Stick、Grand Stick、Stick BassはStick Enterprises, Inc.の登録商標、NS/Stickは同社の商標だ。 他に登録商標や商標をその旨明記せずに記載していたとしても、商標権を侵害する意志/目的を持って行ってるわけではない。 |
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